今やすっかり有名になった独立時計師。
フランク・ミュラー、フィリィップ・デュフォー氏等を筆頭に数え切れないほどに。スイスはバーゼルフェアーの会場でも沢山の時計師がブースをかまえますが、毎年そのセンターにブースをかまえるのがこの「ポール・ゲルバー」氏なのです。
独立時計師が頭角を現した当初は、非常に時計らしい時計を製作する方が多かったのでした。しかし、我も我もと競争が激化するほど奇を衒うモデルが増え、また時計らしい時計を造る職人も手を加え高額なモデルへと変貌を遂げていったのです。

そんな折、出逢ったのがゲルバーさんでした。
お逢いすると解かるのですがそのお人柄がとても穏やかで、また時計造りにもそれが現れていると感じました。
彼の技術力は高く、かなり年代物のアンティークの修繕や高級ブランドのハイエンドモデルのムーブメント設計などを主な生業としています。そんな中でゆっくりと、少しずつ自分の時計を造り続けている。故に、モデルラインアップは極僅かなのです。
そしてその僅かな中の「レトロセコンド」モデル、これが非常に秀逸なのです。大きな特徴は、ゲルバーさんが世界で初めて開発した60秒のレトロセコンド。30秒の物はありますが60秒は少ない。この小さな違いが、製作側で考えると非常に難しいのです。ケースも小さく、デザインも控えめでいかにもゲルバーさんらしい時計なのですが、これが何故か、えも云われぬ高級感と完成度の高さを醸し出しているのです。
・・・直ぐに気に入りました。
そしてコレだと直感しました、オリジナル。
大きな特徴が二つ。一つは、針&インデックスに施されたエナメル風のブラウン塗料。この塗料はスゴイ。
エナメルより綺麗だ、と勝手に思っています。
光が入るとトテモ美しい輝きを見せます。
そしてもう一つは、文字盤にオーダーで刻印できるカタカナ文字。スイス製の時計でカタカナが採用されるのは世界初。
イイですよね、カタカナ。ひらがなより、らしくって。
これは店頭用に「ハヤシ」と刻印したものです。文字盤を一枚一枚製作するというのも、非常に贅沢です。
18金ホワイトゴールドケースの手巻き式、10本のみで残り僅かです¥1,417,500-。オーダー生産なので時間はかかりますが、それもまた良し。
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